本をたくさん読みたい自分へ5つのコツ
夏休みももうすぐ終わりです。
なんだか生産的に過ごせなかったなと思いつつ、今更になって読書スイッチが入りました。
本を読むとうまく理解できない部分もあって、何度も読んだり、ていねいに読んだりして・・・
なぜか本をしっかり読もうと思うほど、
時間も内容も入ってこなくてあきらめモード。
そんな本を片手に、横の本棚に合った一冊の本!
「これだ!」と、思って先にこっちを読んじゃいました。
齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: 文庫
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以前買って読んだけど、大して内容が使われていなかったのは、
アウトプットしていなかったから。
なので、これからたくさん本を読もうと思っている私のために、
私がアウトプットして、本を読むスタートラインに恥ずかしながらやっと立とうと思います。
本を読むのに時間がかかる
本を読むのには、全部を理解しようとして読んでいました。
当たり前ですが、
時間がかかる⇒面倒くさくなる⇒読むのをやめる
この流れのサイクルにいつもはまって読めていませんでした。
読み方を変えるしかない、と思い実践したい方法を見つけたのでいくつか挙げておきます。
二割読書法
これ、なるほどって感じでした。
「二割読書法」とは、本の二割だけ読んで、内容を八割理解する方法のことです。
例えばマグロをざっくり解体して二割のトロの部分だけ食べ、残りは捨てて、次のマグロに取り掛かるというような方法です。
そうです、自分自身「本は最初から最後まで読むもの」という強迫観念がありました。 この本では、そんな脅迫観念からの解放を訴えていました。
まぁ、いえば、一番読みが進まない原因はここにあったんです。
でも、次に思うのは、「そんなことして、読んだ内容が頭に残るの?」っていう疑問でした。
本の内容を頭の中に残す方法はたくさんあったのです。
その沢山の中から、自分がやろうと思うものだけ、アウトプットしておきます。
読んだ内容を忘れないために
期間限定、場所限定で読む
締切を設定する
本は、買ったときが一番読む熱量があるはずなのに気がつけば、買ってから時期が経っていて、最後は積読へ・・・この流れがいつもでした。
では、計画的に読むにはどうしたらいいか。と、いうことで、自分なりに、個人通信を発行する中で感想や、そこから自分の実践と絡んだ内容の発信をすることにしました。
ということで、毎月5日に本の紹介を書いた個人通信を出す。ということを始めてみようと思います。
個人通信自体は、書けるときは書いて長い休載期間(サボり)を経ていたので、また9月から発行していきます。
読書会っていうのも期間を設ける方法のひとつなのでやってみたいですが、これはまだ先になりそうです。
概念を駆使してコミュニケーションする
本の概念(内容)を理解して使う、というより使っていくうちに理解できるということでしょうか。完全に理解してから使う、というより、習うより慣れろのスタンスで本の概念を駆使すると、内容も入っていくのでは、と、思います。
本を汚して読む
よくあるのですが、あのときのあのページ、あのフレーズどこだっけ?っていうことになることが多いです。
なので、私は付箋を色別につけています。すき込むのにまだ躊躇っていますね・・・
でも、やっぱり本はお金を払って読んで、汚してなんぼみたいです。
私は自分が所有する本であれば、どんどん汚しながら読んでいきます。というか所有する本でないと汚せないので読めません。キーワードをまるで囲み 、「どこでどうつながっているか」矢印で引っ張ってしまうのです。(中略)
本はしょせんそんな運命だと思います。
「しょせん」って言い切れるようになりたいです(笑)
でも、要するにお金を出して買ったんだから、勿体ぶるなと言うことですかね。
場所記憶と連想記憶の両方で記憶すると、記憶の定着がよく、非常に忘れにくくなります。本を汚すメリットは、まさにこの場所記憶と連想記憶の両方を組み合わせられる点にあります。
なぜ書き込むのかというと、本は汚しながら読むと、「記憶場所」が活用できる、だそうです。
確かに、各作業が入ればあのページのあそこ、と思い出せそうです。
キーワードを飛び石にして理解する
私は、 本を読むとき、必ずキーワードに丸をつけながら読んでいます。
時間がないときはとりあえず、本の最後までキーワードだけに丸をつけ、それで「一回読んだ」ことにしています。
キーワードに丸をつけると、その前後の文脈も目にはいることで理解が深まりそうです。
これは、抽象的で難しい本を読むときに有効みたいです。
今まさにそれなので試したい・・・
三色ボールペンを使って読む
- 客観的に最重要な箇所は赤
- まあまあ重要なところは青
- 主観的に面白いと思ったところは緑
と決めて引くと視点の移動にもなるし、思考も動かしながら読むので頭に入る流れ。
汚して囲む・書くにプラスして色分けもするともっと頭に残りそう。
引用ベスト3方式で読む
話は少し脱線しますけど、勉強会とか振り返りで「今日の一番の気付きを決めてください」と数を限定することで、意識するので考えることが深くなる経験がありました。それに近いのかな。
3つ提示しろ、と言われてから読むほうが速く読めます。
というのは、ここは絶対ベスト5にさえ入ってこないだろう、という箇所がわかるからです。
数を限定して決めれば、細部まで気にする余裕もなくなるという、これも視点の切り替えなのかもしれない。
〇〇日までに、相手に重要な部分3つをプレゼンするんだ!
・・・みたいな感覚かな。
多読する
ここ、言ってそこまで読書できていない自分でも経験があるから大事なところだと思ってます。
そして、これを知れば本当にオモシロく本が読める!!
一冊の本の背景には、 著者に影響を与えた思想や考え方、本に連なる膨大な系譜のワードが広がっています。
前に、とある著者の本を並行読みしていたら、違う本なのにつながっていてすごく面白かったんですよね。マンガでいうと、ツバサとHOLiCみたいな感じ!(といっても一部の人にしか例えが通じない・・・)
「系譜意識」を持って「速読・多読」していくと、著者の精神の流れや主張が理解しやすくなります。
本はまさに、単体でなくて系譜で読むと面白さ倍増。
私も、同時読みとか苦手で、一冊ごとに読まないと理解もできないし落ち着けない(コテコテの継次処理タイプ)ですが、やってみたら本を読むのがもっと面白くなった!
でも、その時のバランスとか調子もあるのでできるときでいいと思うんですよね。
大事なのは読むことで、方法に負けて読めなくなっちゃったら本末転倒ですし。
でも、この方法おすすめ。まずは、同じ著者で発行年月が近い本を読むといいかも。
大量に本を読んだほうがより面積が広く、細かい網の目をもっているので、ほかの本との関係においてその本の特質をより正確に理解し、人にも具体的に言うことができます。
まとめ
大事なのは、そもそもなぜ本をたくさん読みたいか?という答えを持っているかなんだろうと、まとめながら思いました。
自分は、
沢山の本を読んで沢山の人の考えを知り、沢山の知識をつけたい…知識をつけるっていうことは、自分の決断力につながる。
ということが、理由でした。その中で、この速読の本を読み、自分の身になる読み方を5つピックアップしました。
読んだだけではだめで、使わなければ内容も身にならない。
この本でも、頭で
Aレベルの理解力とは、新たな価値を付与して、オリジナルのアイディアや提案、見方が出せる力です。
と言っている。読んで、ただ流れていくようでは、買った本にかけたお金も時間も勿体無い。それならば身にしたほうがいいと思ってます。
本を読んだら、必ず引用文一文と自分のエピソードを一つ絡めてA4番程度の上に打ち込み、読書ノートのような形で書き溜めておくことです。
斉藤先生のおすすめらしいです。
何に然り、書き込んだり、囲ったり、色分けしたり、紙にまとめるとか、
つまり自分の中にインプットしたら、アウトプットしないと(出さないと)始まらない ということですね。
読みながら使った技術・知識を本当に残すためにはアウトプット、伝える場を作る、持つことですね。
自分だったら、
- 個人通信で毎月感想を出す
- ブログにまとめる
- レポートにして書面に残す
- 要点をツイッターで呟いておく
今思いつくのはこの4つくらいですかね。重要度は降順です。
Twitterは、流れが早いのですぐ消えてしまうので、ハッシュタグでまとめておくのがいいかと思います。
私は、まず個人通信(長い間サボっていましたが)を出すこと、
ブログでの発信に重点を置いて、
朝読で気になった部分(多くても一日3つまで)をつぶやいていこうかと思います。
発信することで記憶が想起し、残る
この思考サイクルが大事なのだと思います。
たくさん読んで吐き出そうキャンペーン、始めてみます。
大事なのは、アウトプットすること。これに尽きると思います。