WEDGE

書いて頭の中を整理する、自己満足のたのしいブログ。

「学ばせていただきました。」はだめなのか

というつぶやきを昨日見かけた。

※ここからは個人思考整理の時間です。

 

だめではないと思うが、書いた本人にも文脈があり、読み取った本人にも文脈がある。と憶測する。したがって、いいとかだめとかいう範疇を超えていると思う。いいとか、だめなのかとかそういう判断はできないのではないかと思う。

 

例えば、「学ばせていただきました」が【腹立たしい】と思った文脈には、きっと緻密に学びを積み重ね、力をつけてきた本人に対してこの「学ばせていただきました」は失礼に値すると感じ取っているのだろう。血反吐が出るほどの苦しみをかけた年月の努力を、一時間切り取って見ただけでなにを「学んだの」と言いたいのだろう。

よく分かる内容である。

 

反して、「純粋に勉強になった、明日からの授業で使えるか考えよう、試してみたい」と思うことはだめなのか。ということについてだが、これは、おそらく勉強になるのは、学級や眼の前の子どもを相手に実践したあとに自分がどのように「実践を整理し、自分の実践として残していくかを考えたとき」が「勉強になった」といえる段階で、セミナーで得たものは、正直学びではなく「情報」だと思う。というのは言いすぎかもしれないが、百歩譲って、セミナーで得た情報をその時自分の頭で咀嚼したときが「学び」になると私は考える。

 

 少し言葉は違うが、この説明は納得である。

 

つまるところ、今Facebookの一部で話題になっているらしい「学ばせていただきましたは、腹立たしい」に対して同じ目線で「学ばせていただきますじゃだめなのか」という疑問は、向いている方向性が違うわけで、そこに疑問を持つのは論外なのかもと思った。という、自分も疑問を持ったので思考の整理をしてみたのだった。