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書いて頭の中を整理する、自己満足のたのしいブログ。

顔真卿ー王羲之を超えた名筆ー 国立博物館

突然ですが、祖父は書家でもあったらしく雅号を持ってました。

その雅号の名前から一文字とった名前を母につけたと聞いたことがあります。まあ、本当は平仮名表記なんですが。

母は書道学校に通っていたくらい書道が好きです。あと、大正大学の書道の先生のもとで勉強していたと話してました。

そんな母と、今日は顔真卿が日本に来ていると言うことで上野まで。

顔真卿の本物の書「祭姪文稿」はなんと90分待ち。でも、次いつ見られるかわからないので並んでみました。

 

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書が面白いなあと思うのは、その人の字の癖や筆の運び、字から感じる息遣いがその人の生きた証を物語っていて、そう言う小さな所作も見られる毛筆は、私も見ていてたまらなく好きです。

書道学校に通ってた母は興奮してましたが、そんな母のちょっとした字についての解説付きで面白かったし、また一つ教養が増えました。

 

展示会場で、カップルがいたんですが彼氏の方がやたらと書簡に書かれている内容や漢文も読めていて、篆刻の字も読んで解説していてその人の話がめちゃくちゃ面白くて、少しだけさりげなく近くで聞いてました。笑

篆刻とか漢文が読めたら面白いんだろうなあ。

 

展示会は、字の美しさもさることながら中国の書の変遷、歴史、代表する有名な人の字の特徴、そして顔真卿の人柄が読み解ける書(現物)もあって思考が刺激される面白さがありました。

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また筆を持って字を書きたくなりました。

 

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