芸術にはまる日々
連休が終わる。
カレンダー通りの連休なので、9連級でもなく、ゴールデンウィーク前半などということばは馴染みがなかった。けれども、あえて云うならば、ゴールデンウィーク前半から後半にかけて芸術にはまる日々だった、、、と、思う。
美術館もいくつか渡り歩いた。5つほどいったかな。
音楽にも触れた。本物に勝るものなし、と、いつも思う。
自己解釈で合理化もいいところなのだが、草間彌生展なんかはひとつのことにのめり込むひたむきさとか、自分の生き方について深く対話しながら見る時間だったし、歌川国芳展は好きなものを大切にしながら、発信する大切さとか改めて考えたし、写真展からは、そのものの良さを取り繕わずそのまま見る大切さ・ありのままでいる大切さ、大切なことは遠くに行かなくても本当は近くにあるということも学んだ。
そんなメッセージを受け取った気がする。
美術というのは、自分の深層心理に焦点を嫌でも当ててきて、それで自分の向き合えない部分と対話するきっかけをくれるものだと、私は思っている。
喧騒の日々に自分を見失いがちだけれども、そんな自分を手放さず、繋ぎ止めてくれるのは私にとって美術なんだと思う。
小さい頃から毎日絵を描いていたけれど、言葉にできないものは絵にしていたことをぼんやり思い出した。
絵とは、私にとって昔からそういうものだということも、思い出してくれた。
一箇所じゃなく、GWという長い休みの中で様々な芸術に触れることができたからこそ、その連続性から見えた心理があった。
自分をなくしてしまいそうなときは、美術に触れよう。