言葉の裏
今日明日は連日で出張なのだ。
今日は出張名前にすれ違ったのに「あ〜」とか言ってわざわざ戻ってきた坊やが抱きついてきた。
「一週間ぶりだよ〜」なんて覚えていて髪を切ってカッコ良くなりながら、可愛い顔していってくる。
この子は、運動会の時に
「わからないんだよ」って苦しそうに絞った言葉を選んで私に訴えてきた子。
あの時の方が忘れられない。
この小さな子から、わからないことさえわからないと言えない苦しさがあることを教えてもらった。
忙しさで人との関係を雑にしてしまうことがあるけれど、忙しい時こそ相手の気持ちの細部まで考える大切さ、わからない裏まで考える大切さを教えてくれた子が
なんだか愛らしく抱きついてきてくれて、今日も勝手に痛いくらいありがとうという気持ちになったのだった。